青大将

青大将

夏休みも今日まで。久しぶりに多摩丘陵の尾根幹線へ来た。このところは、真昼の暑さを避けて朝方、田園調布辺りをぐるぐる廻っていたのだが、せっかくの休みなので、少し遠くまで走ろうかと思ったのだ。しかし、涼しい信州から帰ってきたのは昨夜。今朝は寝坊したために、気温はぐんぐん上がり、じっとしていても、心拍数が上がってしまう。できれば相模湖までなどと考えていたが、途中、自動車に轢かれた青大将君と出会ってしまった。結構大物。1m半はありそうだ。かわいそうに、良く見ると内臓が出ている。でも全くぺしゃんこじゃない。死亡推定時刻は?上半分は乾いているが下半分はまだ柔らかかった。見渡してもツツジの小枝くらいしか無いので、持ち上げるわけにもいかない。引きずって道の端の木陰に置いた。そのうちカラスでも来て、突かれるのだろう。青大将君の哀れな姿を見ていたら、これからますます気温が上がる中を、相模湖まで走るならば、帰宅後に風呂場で半分ぺしゃんこになってとぐろを巻いているかのような、自分の姿が脳裏に浮かんだ。明日から仕事だしな。と青大将君の冥福を祈りつつ、無理は止めて帰宅した。