沙羅双樹

ビワの木陰から見るクローバー広場
娘が誕生日プレゼントにバレーボールをJさんからもらったので、それを持って林試の森へ出かけた。芝生広場の芝はすぐに枯れて、土がむき出しであったが、最近、クローバーを植えた。クローバーなら芝より強いだろうということだが、まだ随分とマダラ植えである。それでも緑は気持ちが良いのか、何組かの人たちがランチボックスを提げて来て、ピクニックシートを広げていた。その脇のタイル部分で娘とバレーボールで遊んだ。末っ子はすぐに飽きて、ビワの実を採って食べている。本当は採ってはイケナイのだろうが、特に注意もしなかった。昨日テレビで見た猿の被害にあっているビワ農家のことを思い出した。管理人さんにドヤシつけられたりして・・・なんて思っていると、ニヤニヤしながら、どこかのオジサンが自転車でやってきて、ビワの実を20個くらい、サッと採って、袋に入れると、またニヤニヤしながら自転車で行ってしまった。オジサンも猿のビワ盗りを真似て林試の森に来たのかなあ。猿たちは当然だがニヤニヤしてなかったけど。

夏椿はステキな花だと思っていたが、これが沙羅双樹とは知らなかった。普通は逆らしいが。
本物の沙羅双樹は日本では育たないらしい。新宿御苑の温室にいけば見れるらしいが花はどんなであろうか?ネットで検索したがわからなかった。どうして沙羅双樹と呼ばれるようになったのか、偉いお坊さんが、山の中で見つけて、これぞ沙羅双樹に違いないと思い込んだ、とか、白く可憐な花がポトッと散る様が儚いからだ、とか諸説ある。「祇園精舎の鐘の声,諸行無常の響きあり,沙羅双樹の花の色,盛者必滅の理をあらはす」この平家物語に使われた沙羅双樹は夏椿なのだろうか?釈迦が滅した時に生えていたと言われる沙羅双樹に対する日本人のイメージが夏椿にぴったりだったのかな。林試の森沙羅双樹は円形広場の脇に植えてあった。そのそばに咲いていたオレンジ色のモントブレチア

林試の森の大きなオリーブには実がついてなかった。