からたち

MICHIYA2005-11-04

林試の森の入り口のすぐ脇に、からたちの木があって、その枝にカマキリが卵を産み付けていたのだが、すぐそばに御本人もいた。よく見ると力尽きたのか、枝に留まったまま死んでいる。からたちの、その大きな棘の尖った形と艶かしいカマキリの卵のコントラストは死んでいるカマキリのカマと腹の対比のような感じがした。ぼくはこういうのを見つけるとこれは「完璧な瞬間」であると決めつける。そういえばこのあたりに警備員の番所が建っていて、農林試験場に忍び込むために、その番所の下をほふく前進したっけ。