アジアーゴ


今月のヴィコのテーマはラビオリだと、Gotoシェフより聞いていたのだが、なかなか食べにいくことができないでいた。そんなに仕事が入ってきているわけではないのに、いつも沢山の雑用を絶えず抱えている。というか、仕事が無い分、雑用を作り出しているようなのだ。雑用じゃやなくて仕事作らなくちゃ、と誰かから聞こえてきそうだけれでも、ぼくは雑用が好きなんだよな。中心より周辺が好き。目があっちこっちいって、ちっとも焦点が定まらないというわけだ。チリは幾ら積んでも山にはならない。
 オードブルの盛り合わせには、アジアーゴ。別名ヴィチェンツァのぺコリーノとか呼ばれているらしい。ヴィコはシチリア料理がメインであるが、東京も今夜には雪が降るのだから北イタリアのチーズもイイではないか、冬季オリンピックも近いしね。ヴィチェンツァといえば、パラディオ。パラディオの建築をできるだけ見ようとヴェニスから電車で通ったのも15年前のこと。8つ位見たように思うが今思い出せるのは、ロトンダ、バシリカ、カピタニヤート、テアトロオリンピコ、後2つ位ヴィラを見たっけ。また見に行けるようになりたいもんだ。やはり雑用ばかりじゃなくて仕事しっかり作らないと行けないね。
ギアラとホウレン草の煮込み
さて今月のテーマ登場。
ラビオリにココアが練りこんであって、中はリコッタチーズとアーモンドが入っている。そしてトマトソースがかけてあるのだが、初めて味わう風味。流石シチリア!

牡蠣のパスタ。フェンネル(ウイキョウ)が入っていたと思う。牡蠣の風味が存分に味わえておいしかった。