タマリンド

タマリンド

ダッチオーブンを使い始めた頃に知った「COOK&DINE」というサイトを覘いてみたら、「激辛・マドラススープカレー」というレトルトカレールーが売っていた。代表の山口さんもJDOSの会員であって去年秋のクックオフでは、ダッチオーブンのスタッキングをいっしょにしたりした仲である。カレーオタクの下宿人さんの影響で激辛にも慣れ親しんだ今日この頃。早速注文してみたのだ。シーフード用スープカレーということで、具は白身の魚などがより美味しいのであろうが、とりあえずナスとジャガイモ、トマトを具としてヴェジタブルカレーを作ってみた。とは言ってもカレー担当は下宿人さんなので、ぼくは味見係である。これはタマリンドという酸味の強いスパイスが決め手のルーである。さて話は、ドミナントモーションの如く、ガンガンと強進行します。妹の同級生が近くでカレー屋をやっていて(コスモスという名のスナックの昼の部)、その彼に聞くと、タマリンドの絞り汁は黒いのでルーの色が濃くなってしまうらしいということを知った。そして彼のシーフードカレーはとても美味しいのだが、タマリンドは使っていないということだ。むしろ魚の潮の香りが無くなってしまうというのが、その理由である。彼のシーフードカレーに入っている鯛のアラをシャブリながら、その説明を聞いているので、まったくもって正論であると深く納得した。山口さんもサイトで述べているように、このスープカレーの具はシーフードに限らず何でも良い。羊でも豚でも。つまりはタマリンドの酸味がたまりんど!といったところがこのルーの本質である。(ダジャレとオジンの関係。オジンはなぜダジャレ好きになるのか?ダジャレにおける中年の悲哀については後述する)ところで本日のカレーであるが、黄色いライスはターメリックライスである。隣の小皿に載ったシナチクみたいのは、芋茎の梅酢漬けカレー風味である。これは下宿人さんの知人の手作りである。これがとても相性良く、良い箸休めであった。ナスの上に生姜とパクチーが載っている。これがまたタマリンドの酸味と合うんだよ! 
さっきサイトを覘いてみたら売ってなかったなあ。残念。取り扱い止めたのかしらん。